SEVEN
「スタジオ緑屋7」を聞いているぼくらが、取材し、編集した新聞です。
SM7をより楽しく聞くためにお役に立てば幸いです。



#1 1971/ 7/ 7

#2 1971/ 8/20

#3 1971/ 9/17

#4 1971/10/16

#5 1971/11/ 1

#6 1971/12/ 7

#7 1972/ 1/ 1

#8 1972/ 2/22

#9 1972/ 3/ 5

#10 1972/ 5/ 7

#11 1972/ 6/ 1

#12 1972/ 6/30

#13 1972/ 7/24

#14 1972/ 9/20

#15 1972/12/18

号外1,2 1972/3



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スタジオ緑屋7 5月9日に・・・ 1500回!

スタジオ緑屋7は昭和42年4月1日午後5時35分放送開始された。 その当時は、6時までの25分の番組であった。 今の5時からの放送になったのは昭和43年10月7日からだった。 よく続いたものだ。 なおスタジオ緑屋7の2000回の放送は、昭和47年9月8日、7000回の放送は昭和61年6月9日ごろ・・・・・

『あつまれやんぐ』

SM7は、1500回を記念して、仙台と古川で「あつまれやんぐ」を行った。 共に若い人達が集まって盛大に行われた。

仙台

3月9日、仲ノ瀬橋下広瀬川、緑地公園で仙台版「あつまれやんぐ」を行って、河原に降りてきた数人に質問してみた。 これから書くのは平均的な答えである。
1.SM7を毎日聞いていますか?
−−はい、だいたい毎日聞いてます。
2.SM7が5月9日で1500回になったことを知ってますか?
−−う〜ん、知ってました。
3.この催しを何で知りましたか?
−−ラジオを聞いていたら・・・
4.この催しは成功したと思いますか?それとも・・・・・
少し不満はあったけど、まあ、成功じゃないですか。
5.これからもこういう催しをして欲しいと思いますか?
はい、続けてこういうことをやって欲しいと思います。

また、SM7への要望としては、みんなとスタッフの間の対話が生まれるように、外に出てきてほしい。 もっとレコードをかけてほしい。 今の告知板のような方法で、まんがが好きな人電話くださいというような電話交換などもやってほしい。 という意見が出てきた。
催しが終わってから、スタッフに聞いてみた。 この催しがしたかどうかは、一人一人が満足して帰ってくれたかだと思う。 今回は成功だと思う。 ここでは、スタッフの手でみんなに遊んでもらうということよりみんなで緑地公園に集まって自分達で楽しんでもらうつもりだった。 この企画は有望だと思う。 また、みんなとおどったり、話していた人は勿論、歓迎するけれど、川に石を投げたり橋げたによっかかったりして、 みんなと一緒にいないけれども、仲間の中にいるんだという感じを持っていた人も歓迎したかった。

古川

6月13日、古川市民会館中ホールで古川版「あつまれやんぐ」が行われた。この催しに来ていた人にいくつかの質問をした。(数字は、仙台での質問と同じです)
1.毎日は聞けませんネ。クラブなどの関係で・・・大体、土・日です。
2.はい、知ってます。
3.やはり、ラジオで。
4.こういう催しは、とてもいいんじゃないですか。
5.何回もこのようなことをしてほしいと思います。
6.顔と声は一致しましたか?---いいえ、一致しません。
7.リクエスト・カードは出したことはありますか?---はい。
8.サテスタへは行ったことがありますか?---いいえ、ありません。
9.行きたいと思いますか?---はい、できれば。
10.放送時間、時刻は?---もっと、長くしてほしい。 それから始まる時刻はもうちょっと遅くしてほしい。

また、SM7に望むこととしては、たまには、特集をくんでほしい。 また、仙台をはなれて、放送をしてほしい。

<催しの様子>まず、スタッフがステージに昇り、一人ずつあいさつをする。 そのあとかくし芸のヒロウ。 安田さんはハモニカ、平野さんのオカリナ。 これがうけてました。 まじめな顔で一生懸命ふいていても、出るのは変な音(?)だけ。 放送に使ったらあまりうけませんでした。 その後、歌を歌ってシングアウト。 そこで、松田さん、小野さんが、きょうの放送のため帰る。 二人とも残念そうだった。 リクエストとSM7についての意見交換。 スタッフの皆さん、番組に反映させて下さい。 時間は、3時30分をまわっていました。

Young Opinion Box

  サテスタへ行くと、だいだい色の大きな箱がある。 その中にテレコがはいっている。 なぜそんなことをしたか。 みんなの生の声を聞きたいんだって。 うれしい時、かなしい時、不満を持っている時、いろんな時、自分の気持、意見、考え、不満なことをしゃべってくれというわけだ。 原稿を書いて来る人は、3分以内に(できるだけ)まとめて欲しいとのこと。   これからは、放送や、その他の面にも反映していきたいと、スタッフはいっていた。 また、放送に採用されると何かくれるそうだ。 でも、リクエストカードも今まで通りにほしいそうだ。 また、黄色のリクエストカードがいつでもあるようにした。 だから駅前にでも来た時、書いていって下さい。 でも、まとめては書かないで下さい。

Chicago

  4月から、超一流の外国人ミュージシャンが続々来日している。 ここにあげてみると、バーデンパウエル、セルジオメンデス、オスカーピーターソン、BST、オズモンズ、バートバカラック、 ザ・フー、シルビーバルタン、アダモ、ビリーボーン、シカゴその他たくさん・・・。そこで、きょうは、一番新しいシカゴについて話してみよう。
  シカゴ、シカゴ、シカゴ・・・シカゴとはアメリカの都市の名であり、ロックグループの名でもある。 フィーリング、スケールの大きさからいってシカゴをしのぐグループはいま存在しない。 フィーリングの面からみても、ジャズの影響をうけながらも極めてロック的で、若者の感覚を鋭くとらえている。 スケール面からみても、3つのアルバムを出しているが、3つとも2枚組である。こんなロックグループは今までにあっただろうか。 シカゴの音楽性のすばらしさは、このことに表れている。シカゴのメンバーは下記の七人である。
リー・ロンナー(トランペット、フリュゲルホーン)
ジェイムズ・パンコウ(トロンボーン)
ウォルター・パラザイダー(サックス他)
テリー・カス(ギター、ボーカル)
ロバート・ラム(ピアノ、オルガン、ボーカル)
ピーター・セテラ(ベース、スチールギター、ボーカル)
ダニエル・セラフィン(ドラムス
それから、シカゴはよくBSTと比較されるが、大きな違いがある。 BSTは、ジャズ的要素が多分にはいっているロックだが、シカゴはロックそのものなのだ。 BSTのボーカル、クレイトン・トーマスはボーカル専門である(確かに彼はロックのフィーリングを持っているが)。 しかし、シカゴにはボーカル専門はいない。 これが本当のロックではないだろうか。BSTはスピニング・ホイールでヒットしたがロックファンだけではなく広い面で、ポップスファンにうけた。 それに対してシカゴの「長い夜」は完全にロックファン、ヤングにうけたといっていいであろう。
  ここでシカゴは、ロックグループであると認めた上で「シカゴは、単なるロックグループではない」と(ある人はいっている)いっておかなければならない。 シカゴは自分たちのグループを「個々の人間の創造的な結合」と呼んでいる。結論をいうと、シカゴには若さがある。ほけのグループにはない聴衆を魅了する何かがあるということ・・・ (資料 シカゴ・パンフレット)

RECORDS

フラッシュディスクは、通常輸入盤で紹介されているが、マンチェスター&リバプール(ピンキー&フェラス)だけは不思議なことに、国内盤でF.D.にのせられた。 「いったい現実を把握しているものはいるだろうか」は、シカゴ「流血の日」のB面に入って発売された。 また、5-10-15-20(プレジデント)は未だ国内盤は出ていない。でもこれはSM7リクエストタイムに今も人気のある曲である。 これからもユニークな選曲を期待する。

Cash Box

只今 急上昇! 丸印
1 イッツ・トゥー・レイト/キャロル・キング
A トゥリート・ハー・ライク・ア・レディ/コーネリアス・ブラザース・アンド・シスターズ
B 嘆きのインディアン/マーク・リンゼイ・アンド・レイダース
4 雨の日と月曜日は/カーペンターズ
5 希望に燃えて/ハニー・コリンズ
E 恋のかけひき/ハミルトン・ジョーフランク・アンド・レイノルズ
7 ドント・ノック・マイ・ラブ/ウイルソン・ピッケット
(7月1日の放送から)

編集後記

この新聞かもしれない物を、5月の初めから作ろうと話し合っていた。 そして、今、やっとこれだけのものが出来た。 これを作っている段階で、北村さんが公にしてしまったので、”これは絶対に一歩もひけないと思い、一生懸命やった。 内容としては、男3人それに同じ世代なので、何か不足なものがあったと思う。 これからも2号、3号と、悪い点は、直して出して行きたいと思う。 この号では、みんなの意見は、全然聞かないで作ったが、これからは、意見を聞きたいと思う。 この号の反省は、仙台版「あつまれやんぐ」でのインタビューが、まちまちだったので、一部しか使えなかったのが残念だった。 ここで、作るのに協力してくれた人に感謝したい。